『チョコレート(Monster’s Ball)』の好演で2002年のアカデミー(Academy Awards)主演女優賞に輝き、アカデミー受賞式で涙を流しながらスピーチをしたベリーは、ハリウッド大通りに集まったたくさんの観衆に対し「セレモニー中、溢れ出そうな涙をグッとこらえていた」と明かした。
「私は情緒不安であることを打ち明けます」と40歳になるベリーは述べた。「私はとても感情的な人間だから、ここに集まってくれた友達や観衆を目にしたとたんに涙を抑えることが出来なかったわ」
ウォーク・オブ・フェイム刻まれたスターとして2333番目となったベリーは、ブルース・ウィルス(Bruce Willis)と共演のサスペンス映画『Perfect Stranger』の公開を控えている。
ペリーのスターの殿堂入りは2003年になる手筈であったが、彼女の多忙なスケジュールによって現在まで先延ばしになってしまったと関係者は話している。
また、彼女の懐の大きさを印象づけるエピソードとして、2005年に女優としては屈辱の「ゴールデンラズベリー賞(最低主演女優賞)」を受賞(『キャットウーマン』での受賞)した際、受賞しても直接受け取りに来る俳優・監督がほとんどいない授賞式に自ら駆けつけ、観衆から喝采を受けた。
簡単な経歴:1986年に準ミスUSAの座を獲得後、ベリーは女優に転身。1991年にスパイク・リー監督の『Jungle Fever』で映画デビューを飾って以来、『X-Men』や『Die Another Day』など数多くのヒット作品に出演。